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足場の「巾木」はなぜ必要?安全基準と設置義務を解説
足場を組むときに、つい忘れがちになるのが「巾木(はばき)」の存在。
「これってほんとに必要?」「ただの飾りじゃないの?」と思われることもありますが、
巾木は安全基準上、極めて重要な構成部材です。
■ 巾木とは?
巾木とは、足場の作業床(デッキ)の端に設置する「横板状の部材」で、
工具や資材の落下を防止する目的で取り付けられます。
高さは一般的に10cm程度で、作業床の側面に沿って、足元に立てられるように設置されます。
■ なぜ必要なのか?
足場上では、ハンマー・レンチ・ボルトなど様々な工具が使われます。
それらがちょっとした振動や風で床の端から滑り落ちる危険があるのです。
実際、建設現場では**「工具落下による第三者への被害」が年間多数件**発生しており、
事故の未然防止策として巾木の設置は非常に重要とされています。
■ 法的な設置義務はあるのか?
あります。
労働安全衛生規則 第562条により、高所作業において、
物の落下により危険を生ずるおそれがある場所では、巾木を設置しなければならないと明記されています。
また、巾木の高さは10cm以上が原則で、アルミやスチールなどの金属製品がよく使われます。
現場によっては「ネットで代用してないか?」という声もありますが、ネットは落下防止としては不十分で、
基本的には巾木の方が安全性・耐久性に優れています。
■ よくある現場の声
「でも、いちいち付けるの面倒」「脚立しか使わないし要らなくない?」
こうした声もありますが、事故が起きてからでは遅いのが現場の現実。
巾木が1本あっただけで「工具の落下が防げた」なんてケースは本当に多い。
また、監督署の是正勧告対象にもなるため、「付け忘れ」は会社の信用にも関わります。
■ 巾木設置が求められる主な現場
•学校・病院・公共施設(通行人への落下リスク高)
•狭小住宅(隣接する建物への影響あり)
•高所作業+資材を使う現場(解体・組立・重量物あり)
巾木は“見えにくい安全対策”ですが、現場を守る最前線の部材でもあります。
職人一人ひとりがその重要性を理解し、「」という意識を持つことが、
信頼される現場づくりにつながります。
弊社RELIEFでは、徹底した安全管理を全現場で実施中。
現場で「巾木、付いてるか?」と気にする職人でありたいですね。
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