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【現場別に選ぶ】足場資材の種類とメリット・デメリットを解説!
現場に合わせた最適な足場を選ぶために欠かせない知識、「足場資材の種類」と「それぞれのメリット・デメリット」についてご紹介します~💭
足場資材は現場で使い分けが重要!
足場には複数の種類があり、建物の高さ・構造・作業内容・安全性などによって適切なものを選ぶ必要があります🌟
主な足場資材の種類と特徴
① 枠組足場(わくぐみあしば)
高層建築や大型施設で使用される定番足場。
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メリット:高所作業に対応できる強度と安定性。部材が規格化されており、組立スピードも速い。
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デメリット:重量があり、狭い現場では搬入しづらい。資材コストが高め。
使用例:ビル、マンション、商業施設などの外装・改修工事
② 単管足場(たんかんあしば)
パイプとクランプで自由に組み上げる足場。
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メリット:複雑な形状の現場に対応可能。部材が少なく、コストも抑えやすい。
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デメリット:高さ制限(5m未満)あり。組立に時間がかかり、強度面も枠組やくさび式に劣る。
使用例:住宅の一部改修、配管工事、短期作業現場など
③ くさび式足場(ビケ足場)
戸建て住宅や低層建築で主流の足場。ハンマー1本で組立可能。
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メリット:組立・解体が早く、軽量で作業性に優れる。住宅密集地でも対応しやすい。
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デメリット:高層建築には不向き。打撃音が出るため周辺環境に配慮が必要。
使用例:戸建ての新築、外壁塗装、屋根リフォームなど
④ 吊り足場(つりあしば)
橋梁や高架下など、地面に足場が設置できない場所に対応。
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メリット:地面がない場所でも作業可能。足元が不安定な現場に強い。
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デメリット:設計・施工に高度な技術が必要。コストも高く、安全対策が必須。
使用例:橋の裏側、トンネル天井、高架道路など
⑤ 張出し足場(ブラケット足場)
建物の壁面に直接設置して張り出すタイプの足場。
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メリット:地面にスペースがなくても対応可能。屋上や仮囲い上でも設置できる。
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デメリット:建物側の強度に依存する。構造設計に注意が必要。
使用例:ビルの外装工事、仮囲い上での作業など
⑥ 移動式足場(ローリングタワー)
キャスター付きで自由に移動できる室内向け足場。
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メリット:組立が簡単で移動もスムーズ。内装・設備工事で活躍。
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デメリット:屋外使用には不向き。風や段差での転倒リスクあり。
使用例:体育館、工場、商業施設の天井や壁面作業など
⑦ 足場板(作業床)
足場の上に設置する作業用の床材。
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種類:鋼製・アルミ製・木製など
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メリット:滑り止め加工や軽量タイプがあり、安全性や作業効率を支える重要資材。
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デメリット:劣化した板の使用は事故の原因に。定期点検が必要。
安全性を考えるなら「認可された資材」を使おう
足場資材は、JIS規格や労働安全衛生法で定められた条件を満たしたものを使うことが原則です。
未認可や粗悪な資材を使用すると、労働災害のリスクや労基署からの指導対象になる場合もあります。
特に注意が必要なのが、
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規格外の単管パイプ
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メーカー保証のないクランプやジョイント部材
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再加工された中古品(強度不明)
などです。必ず安全書類や強度証明を確認し、信頼できる資材を使いましょう。








