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夏の労災が最多シーズン?厚労省も警告する“現場のヒヤリ・ハット”

2025.08.29 金曜日
 
 
 
夏場の建設現場は、暑さとの闘いだけではありません。
 
実は、年間を通して最も労災件数が多くなるのが夏の時期。
 
厚生労働省の統計でも、7月〜9月は転倒や熱中症、墜落・転落といった事故の報告が増加しています。
 
本記事では、なぜ夏に労災が多発するのか、そして現場でできる具体的な対策を紹介します。
 

 
なぜ夏に労災が増えるのか?
 
夏場に労災が増える主な理由は、以下の3点が挙げられます。
 
•熱中症や脱水症状による判断力・集中力の低下
 
•汗や雨による滑りやすい足場環境
 
•早朝や夕方の暗がりでの視界不良による危険
 
 
とくに熱中症は、命に関わる重大な災害に発展することも。
 
厚労省の「職場における熱中症予防対策マニュアル」では、
 
WBGT(暑さ指数)を活用した作業管理の重要性が強調されています。
 

 
増える“ヒヤリ・ハット”報告
 
実際に夏場になると、以下のような「ヒヤリ・ハット」報告が増加します。
 
•暑さでぼーっとして、足元を踏み外しかけた
 
•水分補給を忘れて動悸やめまいを感じた
 
•空調服のバッテリーが切れて体温が上昇した
 
•高所作業中に手汗で工具を落としそうになった
 
 
こうした“ちょっとした危険”の積み重ねが、重大事故につながるリスクをはらんでいます。
 

 
現場でできる具体的な対策
 
では、現場ではどのような対策が有効なのでしょうか。実例を交えて紹介します。
 
✅ 1. 朝礼での声かけと注意喚起
 
「今日は気温が高いので、いつも以上に意識して水分補給を」など、朝の一声が事故防止につながります。
 
✅ 2. 作業スケジュールの柔軟な調整
 
真夏日は、作業時間を前倒しして早朝〜昼前中心にする現場も増えています。
 
午後は休憩や軽作業に切り替える判断も重要です。
 
✅ 3. 冷却アイテム・空調服の導入
 
空調服やネッククーラー、氷嚢など、冷却アイテムの積極導入が各現場で進んでいます。
 
バッテリー管理や予備の用意も忘れずに。
 
✅ 4. 作業場所の整備と見える化
 
汗や泥で滑りやすい床面をこまめに清掃したり、危険箇所をテープやカラーコーンで**「見える化」**することで、
 
事故リスクを軽減できます。
 

 
「安全な夏」は“全員の意識”から
 
夏場の建設現場での労災をゼロに近づけるためには、管理側の取り組みと作業員一人ひとりの意識が欠かせません。
 
小さなヒヤリ・ハットも、声に出して共有することで、事故の芽を摘むことができます。
 
「暑いからこそ、慎重に」。
 
この意識を全員が持つことが、夏の現場を守る第一歩です。
 
 

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